老害と思われるのだけはね

今回11年と少し働いた会社を退職するにあたって普通に働いて40年の中の11年はそこそこ長いので色んなとこでしゃべったこと聞かれたこと考えたこと整理したことを備忘録の意味でも書いておこうと。

11年間は?

いろいろあったけど11年間は本当にたくさんの経験をさせてもらった。入社した時点ではいろいろとノウハウが少なく1からが多い中で多くの仲間とたくさんのプロダクトをリリースできて、業務内容も幅広く後半は海外展開や人のマネジメントも含めていろいろなことを経験できた。本当に感謝しています。特に今振り返ると2010年から2015年くらいの熱量はものすごくて、やりがいやワクワク感があって最も自分の成長と事業の成長がリンクしているのを実感していた時期だったと思う。

なぜ外へ出るの?

もちろん細かいことはたくさんあるんだけれども、要は「一定のやりきった感があるから」でこれからを考えて外へ出ることに。いくつかやりきった感がある中で1つは直近5年間での自分のミッションに一つの区切りができたと感じて次のテーマが見つからなかったこと。

それからもう一つは現職の11年間と合わせていわゆるインターネットのインフラ業界に合計して16年間いろんな立ち位置で働いてきて(最初は通信事業者で次がSierでそのあと現在の会社)この業界そのもので一定のやりきった感を感じたこと。

この業界に入った2003年は国内で急激にインターネットが普及していたときで、高校、大学とプログラミングを勉強していたので当たり前にソフトウェアエンジニアになるのだと思っていたんだけれども、数年他の仕事をしたあとに気づいたら世の中的には「インターネットの普及が世の中を変える」というマインドの中でネットワークエンジニアとしてこの業界に入ってきて16年。現状を見るとスマホの普及もあって国内の普及率は90%近くになり、Webもいまや自由に使えるインフラ環境をだれでも月額数百円から1,000円ぐらいで使えるところにまで来ている。

国内において「誰でもWebを自由に使えるインフラ環境」の普及には一定の貢献をしてきたと自負する中で、これからの5年、10年を考えると出来上がったインフラの上で遅ればせながら「社会の課題を解決できるプロダクトや事業」にチャレンジをすべきなんじゃないかと考えた。なので今回外に出るにあたっては一切インフラ業界は考えなかった。

モチベーション

今回活動する中でよく聞かれたので答えるために整理をしたんだけれども、入社から6年間は間違いなくリリースしているプロダクトに対するフィードバックで良いも悪いもいろんな経路から入ってくるフィードバックを結果として受け止めて次を考えプロダクト及び事業を成長させるのがモチベーションだった。

それが後半の5年間はメンバーへのフィードバックに少しづつ変化していったように思う。それまで人のマネジメント経験が豊富だったわけではないのでメンバーには色々と迷惑をかけたと思うけれども手探りでやっていく中で同じように何らかのフィードバックが周りから入ってくるもので試行錯誤の結果としてメンバーの成長がモチベーションの大きな比重を占めていたように思う。

唯一無二?

これも最後言われたことで「あなたは社内で”唯一無二”で一定の立場を確保してるのにもったいない」と。でもそれは今この瞬間にその人からそう見えるのであってずっとそうだとは限らないわけで、今そう見えるのはチャレンジの場があって色々な経験を積み重ねてきたからで新しいことにチャレンジをしなくなって止まってたらそんなものはなくなってしまうものだと思う。

起業しないの?

これも聞かれたことなのでいちおう。新しい事業にチャレンジしている企業はたくさんあるし別に会社で働くことに違和感があるわけではないので。自分にまだ世の中にない事業を立ち上げるほどの能力があるとも思えない。

最後

最終出社日の最後にあいさつの時間をメンバーがセットしてくれたんだけど、ざっと200人ぐらいが集まってくれたんですかね(言いすぎかも。周りが行ってるから仕方なく立った人も大勢いたと思うんだけど)。僕も今まで何人も送り出したんだけれどもこんなに集まったのはないってぐらいでした。色んな人に迷惑をかけたと思うけれども、結果としてはありがたいことだし色々と大変だったけれどもやってきて良かったと。

 ちなみに令和に切り替わるときと重なったのはただの偶然で別に狙ってたわけでもなくただの偶然・・・・